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                        副交感神経が緊張すると

                         

@ うっ血

 副交感神経が緊張すると、アセチルコリンという神経伝達物質が放出され、血管を拡張します。

ここで、過剰に放出されると、静脈で血液が停滞し、細胞の新陳代謝で生じた老廃物を排泄できなくなり

外部から侵入してくるダニ・花粉などと反応し、小児喘息・アナフラキシーショックなどが起きます。

 また、元々体質的に副交感神経優位で、リンパ球の多い方、それがアトピーになりやすい方なのですが、

そうした体質の方に、ストレスがかかって、交感神経が緊張すると、虚血とうっ血というダブルパンチが起きます。

そして、その結果、アトピー性皮膚炎や花粉症などが悪化します。

つまり、もともと、副交感神経優位のために、うっ血を起こして老廃物などをため込んでいるところに、

交感神経の緊張による虚血や排泄能力の低下が加わって、体は捨て場のないゴミ箱と化してしまうのです。

 

A カタール性疾患の発生

 副交感神経が活動しているときは、排泄能力が亢進し、多量の分泌物を伴う病気が起きます。

つまり、カタール性扁桃炎・カタール性虫垂炎などが起きるのです。

 

以上が、副交感神経の緊張によって、引き起こされる代表的な病気です。

アトピー性皮膚炎の方が、副交感神経優位の体質というのは、意外かもしれませんが、

実は、そうした体質であるところに、交感神経の緊張が加わって、発症するのです。

ですから、交感神経の緊張を和らげてやることが、とても重要なのです。

 

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更新日時 : 2005/08/12 17:48:13 +0900.