超高濃度ビタミンC点滴療法
「ビタミンCがガン細胞を殺す」----なんとショッキングな題名でしょう。
この本の著者は柳澤厚生先生(杏林大学教授)。
皆さん、
ビタミンCが身体に良いことは知っていても、まさかガン細胞を殺すなんて???レモン3000個分の
ビタミンCが、ガン細胞を選択的に殺すというのです。高濃度ビタミンCの抗ガン作用は次のようにして起こります。
ビタミンCは、自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮します。
その時に大量の過酸化水素を発生するのです。そして、この過酸化水素がガン細胞を殺すというわけです。
では、なぜ
ビタミンCはガン細胞だけを選択的に殺すのでしょうか?そして、なぜ正常な細胞に害はないのでしょうか?答えはこうです。
@正常細胞は抗酸化物質のカタラーゼを含むため、過酸化水素を無毒化し、全く影響を受けないのです。
これは、血液中でも同様です。
A一方のガン細胞はカタラーゼが正常の細胞の1
/7以下のため、過酸化水素を無毒化することができません。そのためガン細胞は過酸化水素を無毒化することができずに死んでしまうのです。
すなわち、高濃度のビタミンCは抗ガン剤として作用するのです。
しかも、副作用の全くない理想的な抗ガン剤と言えそうです。
これを可能にするのが超高濃度ビタミンC点滴療法だったのです。
副作用の心配がほとんどない理想的なガン治療法の始まりです。
日本では柳澤教授が2006年に日本に導入し、全国に紹介したのです。
日本へ最初に紹介した柳澤教授の主催するセミナーで直接の指導を受け、
アメリカのThe Brightspot for Health で行われているのと同じ最新の方法で超高濃度ビタミンC点滴療法を行うことにな
りました。
こうして、私たちの若葉クリニックでも「超高濃度ビタミンC点滴療法」が始まりました。
注意すべきは日本で使用されているビタミンCは、様々な調整剤??といわれるものが含まれていますので、
大量のビタミンCを使用するこの治療法には副作用の心配もあり使用は控えた方が無難です。
そのため、アメリカから直輸入した純粋なビタミンCを使用します。
この「超高濃度ビタミンC点滴療法」が始められたことで、私たち若葉クリニックでのガン治療は更に前進することでしょう。
この超高濃度ビタミンC点滴療法は、アメリカのThe
Brightspot for Health では年間3000人近くのガン患者さんに行われていますが、
副作用は全くといっていいほどありません。
更に、通常の抗ガン剤との併用も可能で、抗ガン剤の効果を増強し、副作用も軽減させてくれるのです。
(実際には、抗ガン剤がなければ治療できない種類の極一部のガンを除いては、抗ガン剤自体の使用には賛成しかねますが---)
ガン治療に注目されている超高濃度ビタミンC点滴療法。
副作用もほとんどなく、ガン細胞を選択的に殺すとされています。
この注目すべき治療法ですが、弱点がないわけではありません。
治療効果を上げる条件として高濃度のビタミンCがガン細胞に直接到達する必要があります。
ところが、ここに大きな問題があります。
ガンの周囲には、血流の少ないバリヤーがあります。
これは、O-リングテストではThromboxane
B2
を測定して、高値なものはガンのバリヤーが強力で、
薬剤がガン細胞に直接到達できないことが分かっています。
この注目すべき治療法である超高濃度ビタミンC点滴療法をもってしても効果のない患者さんがいることと、
ガンの周囲のバリヤーとの間には何らかの関連があると思われます。
この問題に対する答えのひとつが干渉器ではないかと期待しています。
私たち若葉クリニックで使っている干渉器は、メタンハイドレートというThromboxane
B
2
を除去する物質の波長を組み込んであり、
ガンのバリヤーを弱くし、薬がガン細胞に到達するのを容易にするのです。
干渉器は、通常ネックレスやブレスレットに付けたり、または安全ピンなどで肌着につけるだけで良いのです。
価格も¥6,300-とリーズナブルです。
この超高濃度ビタミンC点滴療法と干渉器の組み合わせが、ガン患者さんの更なる朗報となりますように。
勿論、ガン予防にも効果があると思われます。
日本では2007年から始まったばかりの超高濃度ビタミンC点滴療法(アメリカでは既に30年も前から始まっていました)、
今後はガン以外にも様々な病気に使用されるようになることでしょう。
※ 要注意事項:
ビタミンCには、調剤上大量のNaが含まれています。(ビタミンC25gで食塩換算で約3g、通常使用する75gの場合、9gに達します)
従って、腎臓や心臓に異常のある方には使用が制限されることがあります。