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高濃度ビタミンCは抗ガン剤!!

 

 「ビタミンCがガン細胞を殺す」----なんとショッキングな題名でしょう。

この本の著者は柳澤厚生先生(杏林大学教授)。

 皆さん、ビタミンCが身体に良いことは知っていても、まさかガン細胞を殺すなんて???

 レモン3000個分のビタミンCが、ガン細胞を選択的に殺すというのです。
 

 話は30年前にさかのぼります。

アメリカのノーベル賞受賞学者ポーリング博士がビタミンCがガンに有効であることを発表します。

 ところが不幸なことにメイヨー・クリニック(アメリカでは、泣く子も黙る???超有名医療施設です)の2度にわたる追試験の結果、
ビタミンCはガンには無効との結論を出したために、なんと30年間も無視され続けてきたのです。

 そして、2005年9月20日付けの「アメリカ科学アカデミー紀要」に注目すべき論文が掲載されたのです。

その論文の題名は「アスコルビン酸(ビタミンC)は選択的にガン細胞を殺す-過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとして作用-」と言うものだったのです。

 ガン細胞を殺すためには、ビタミンCの血中濃度を極端に高める必要があったのです。

そのためには、点滴でビタミンCを直接血管内に注入してやる必要があります。

メイヨー・クリニックの追試験はビタミンCを経口で(口から)投与する方法だったため、
ガン細胞を殺すのに十分な血中濃度が得られなかったことが30年間の空白を生む原因となったようです。

 ビタミンCは、水溶性ビタミンで、その吸収は遅く、排泄が早いため、
口から飲んだのでは血液中の
ビタミンC濃度はなかなか上がりません。

これでは、抗ガン作用は望めません。

 高濃度ビタミンCの抗ガン作用は次のようにして起こります。

 ビタミンCは、自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮します。

 その時に大量の過酸化水素を発生するのです。そして、この過酸化水素がガン細胞を殺すというわけです。

 では、なぜビタミンCはガン細胞だけを選択的に殺すのでしょうか?そして、なぜ正常な細胞に害はないのでしょうか?

 答えはこうです。

@正常細胞は抗酸化物質のカタラーゼを含むため、過酸化水素を無毒化し、全く影響を受けないのです。

これは、血液中でも同様です。

A一方のガン細胞はカタラーゼが正常の細胞の1/7以下のため、過酸化水素を無毒化することができません。

そのためガン細胞は過酸化水素を無毒化することができずに死んでしまうのです。

 すなわち、高濃度のビタミンCは抗ガン剤として作用するのです。

しかも、副作用の全くない理想的な抗ガン剤と言えそうです。
 

 これを可能にするのが超高濃度ビタミンC点滴療法だったのです。

副作用の心配がほとんどない理想的なガン治療法の始まりです。

 日本では柳澤教授が2006年に日本に導入し、全国に紹介したのです。

 私たちの若葉クリニックでも、この超高濃度ビタミンC点滴療法を開始することにしました。

レモン3000個分のビタミンCを2時間かけて点滴するという治療法です。

 Dr. Fujita がこの超高濃度ビタミンC点滴療法を知ったのは一人のガン患者さんのおかげでした。

彼女は進行性の胃癌で手術はできないと診断されます。

抗ガン剤の投与を受けながら彼女が選んだのが、この超高濃度ビタミンC点滴療法だったのです。

彼女は、それらの治療と平行する形で私たちの「自律神経免疫療法」を受けに訪れたのです。

 最初に訪れた時の彼女は抗ガン剤の副作用で疲れ切った表情をしていました。

ところが、3度目に私たちのもとを訪れた時、うれしそうにこう言ったのです。

「ガンの腫瘍マーカーが正常値に戻りました。そして、昨日予定していた抗ガン剤の治療が延期になったので、今日治療にくることができました」

 その瞬間、彼女が受けているという超高濃度ビタミンC点滴療法のことがDr. Fujita の心をわしづかみにしたのです。

 ここにも、ガンに対する治療法がある---確かに、Dr. Fujita はそのメッセージを受け取りました。

 早速、皆さんと同じようにインターネットを検索し、超高濃度ビタミンC点滴療法にたどり着いたというわけです。

 そして、この超高濃度ビタミンC点滴療法のセミナーへ参加までわずか2週間。

 日本へ最初に紹介した柳澤教授の主催するセミナーで直接の指導を受け、
アメリカの
The Brightspot for Health で行われているのと同じ最新の方法で超高濃度ビタミンC点滴療法を行うことになったのです。

 こうして、私たちの若葉クリニックでも「超高濃度ビタミンC点滴療法」が始まりました。

 注意すべきは日本で使用されているビタミンCは、様々な調整剤??といわれるものが含まれていますので、
大量の
ビタミンCをしようするこの治療法には副作用の心配もあり使用は控えた方が無難です。

そのため、アメリカから直輸入した純粋なビタミンCを使用します。

 この「超高濃度ビタミンC点滴療法」が始められたことで、私たち若葉クリニックでのガン治療は更に前進することでしょう。

 この超高濃度ビタミンC点滴療法は、アメリカのThe Brightspot for Health では年間3000人近くのガン患者さんに行われていますが、
副作用は全くといっていいほどありません。

 更に、通常の抗ガン剤との併用も可能で、抗ガン剤の効果を増強し、副作用も軽減させてくれるのです。
(実際には、抗ガン剤がなければ治療できない種類の極一部のガンを除いては、抗ガン剤自体の使用には賛成しかねますが---)

 

 ガン治療に注目されている超高濃度ビタミンC点滴療法

副作用もほとんどなく、ガン細胞を選択的に殺すとされています。

 この注目すべき治療法ですが、弱点がないわけではありません。

治療効果を上げる条件として高濃度のビタミンCがガン細胞に直接到達する必要があります。

 ところが、ここに大きな問題があります。

ガンの周囲には、血流の少ないバリヤーがあります。

これは、O-リングテストではThromboxane B を測定して、高値なものはガンのバリヤーが強力で、
薬剤がガン細胞に直接到達できないことが分かっています。

 この注目すべき治療法である超高濃度ビタミンC点滴療法をもってしても効果のない患者さんがいることと、
ガンの周囲のバリヤーとの間には何らかの関連があると思われます。

 この問題に対する答えのひとつが干渉器ではないかと期待しています。

私たち若葉クリニックで使っている干渉器は、メタンハイドレートというThromboxane B 2 を除去する物質の波長を組み込んであり、
ガンのバリヤーを弱くし、薬がガン細胞に到達するのを容易にするのです。

 干渉器は、通常ネックレスやブレスレットに付けたり、または安全ピンなどで肌着につけるだけで良いのです。
価格も
6,300-とリーズナブルです。

 この超高濃度ビタミンC点滴療法干渉器の組み合わせが、ガン患者さんの更なる朗報となりますように。

 勿論、ガン予防にも効果があると思われます。
 

 そして、この超高濃度ビタミンC点滴療法にはガン以外にも様々な病気に効果があるようです。

 今なにかと世間を騒がせているウィルス性肝炎老化防止美容などなど。

 

 日本では2007年から始まったばかりの超高濃度ビタミンC点滴療法(アメリカでは既に30年も前から始まっていました)、
今後はガン以外にも様々な病気に使用されるようになることでしょう。

 

Dr. Fujita も、この超高濃度ビタミンC点滴療法を受けてみることにしました。

Dr. Fujita の目的は、ガンの予防と若返り???

そうです、アンチ・エイジングと抗ガン作用は、同時に起こるのです。

この治療の欠点???は、時間がかかること。

うれしいのは、副作用の心配がないことです。