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自律神経失調症

 (お母さんの我が子に対する思いが、自律神経免疫療法へと導びいた例)

 

 9才のF君は抗生物質の投与が引き金となって、自律神経失調症になってしまいました。

F君は本来、1日中、ソフトボールをするなど活発なお子さんです。

 そんなF君ですが3週間前、お腹が痛くなり、虫垂炎かもしれないとの診断で抗生物質の投与を受け、続いてかぜのため再び抗生物質などの投与を受けました。

 お腹の痛み、かぜなどの症状は良くなったのですが、気分がすぐれず、食欲もなくなってしまいました。

点滴注射を受けながらなんとか頑張っていました。

胃薬も飲んでいますがこれといった効果はありません。

食べられないことに加え、体調に対する不安から学校にも行けていません。

自律神経系のストレステストでは交感神経系の活動が優位となり、心拍数の増加などが出ています。

 

 治療を続けているにもかかわらず、むしろ病状が悪化しているように思われたお母さん。

 「もしかしたら死んでしまうのではないか」 と思うほどだったようです。


このままではいけない、何か他に良い治療法はないものかと探した末に、自律神経免疫療法に出会うことになりました。

お母さんは自律神経免疫療法に大きな期待をもたれたようです。

インターネットで若葉クリニックを見つけ、わざわざ大阪から香川県まで治療にこられることになったのです。

(F君が大阪から香川県の若葉クリニックへ治療にこられたことがきっかけとなり、後日、大阪でも治療を開始することになりました)

11/12:初診。大阪から車で移動中も点滴を受けながらこられました。

 後日、お母様から届いた手紙では、F君はよほど体調が悪く弱気になっていたのか   

「自殺って悪いこと? こんなにしんどくても?」

って、つぶやいていたとのことでした。

 待合室のソファーで点滴を受けながらぐったりと横になって待っている姿が今も忘れられません。

 さっそく点滴は抜去して診察。お腹を診ましたが、特に痛みもなく虫垂炎は良くなっています。

 F君もしぶしぶながら注射針での自律神経免疫療法を受けることに納得し、治療を開始することになりました。

よほど体調が悪かったのでしょうね----

 

自律神経免疫療法はレーザーと注射針の両方を使って行いました。

自律神経免疫療法直後より、ごく普通に椅子で座っているのにお母さんがびっくりしたように「座れていられるじゃない」。

どうやら、腰掛けているのもつらかったようです。

待合室に戻っても、平気でソファーに腰掛けていました。

 この時点で、お母さんは自律神経免疫療法に対して確信を持たれたようです。

若葉クリニックからの帰り道では食事も半分くらい食べられたようです。

そして、なんと走れるほどになっていました。

初回の自律神経免疫療法以降、点滴の必要も無くなりました。

 

11/15:2回目。お母さんの話では、最初の治療で7〜8割方は良くなっているとのこと。

2回目の治療を受けて、更に体調が良くなっていきます。

11/19からは週1回のペースで治療を続けています。

途中、発疹が出ましたが、体調は良くなっているとのことで、自律神経免疫療法は続けて行いました。

この発疹は1週間ほどで治ってしまいました。好転反応だったのでしょう。

12/3からは、随分体調も良くなってきたのでレーザーだけで自律神経免疫療法を行なうことになりました。

この後、手のひらの皮膚がはがれましたが間もなく良くなりました----手足の多汗症に対する自律神経免疫療法も追加して行っているためかもしれません。

 

治療を開始して食欲も次第に改善し、間もなく学校にも行けるようになりました。

 

発疹や手の皮膚のトラブルなどを経ながらも、体調はどんどん回復し1月に入った今ではソフトボールの大会で1日中、駆け回れるようになっています。

 

1/22:体調は完全に回復し、F君も自信に満ちた表情になっているので、治療は本日で終了しました。

 

 F君の場合はお母さんが看護士であったことが幸いしました。

西洋医学に携わりながら、西洋医学の限界に気づいたお母さんはとっても素晴らしい!!

たいていの場合、どうしても自分の専門分野からは離れられないのですが、それを上回る我が子に対する母の思いの大きさが、自律神経免疫療法へと導いたのです。

もしも、自律神経免疫療法を受けていなかったらと考えると、F君、お母さんに感謝、感謝!!



F君のお母さんのお手紙には

今日は、マラソン大会でした。

体調をくずしてからは、何か行事などがあれば、不安がることが多かったのですが

不安がることもなく、いつも通りに

朝、ペンで治療をしてから出かけ、約60名中13位でした。

毎年なら3〜8位をとっていたので、少し順位は落としましたが

あの頃を思えば、本当に体調を回復させて頂き

喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

今回、闘病を通して色々なことを考えさせられました。

最新の科学、西洋医学、薬では病気は治せないと言うことを知りました。

本来の体調を取り戻すことが大事であること、

そのためには、心(精神)の安心感が大事であること、

そして、治ると信じ続けることが大事であること、

これらは、私も看護師になり約20年になりますが

今回、確信を持てたように思います。


お母さん、お手紙有り難うございました。

私も、F君を通して、人の心と体の大切さ、人の持っている自然治癒力の偉大さを

あらためて痛感しています。