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リウマチ & 更年期障害

 Mさんは56才の女性の方です。

 
彼女は友人に勧められて来院されました。

 最近は、インターネットで調べて見えられることがほとんどになってきています。

若葉クリニックで自律神経免疫療法を開始したH14年ころは、本を見て出版元に問い合わせて治療にみえる方が大半でした。

ところが最近では本を見て(本屋さんへ行くと、免疫関係の本がとってもたくさん並んでいます)、インターネットで近くに自律神経免疫療法をしているところはないか検索して若葉クリニックにみえられます。

それだけインターネットが普及したということでしょう、10年一昔どころか2年一昔といった感じです。

世の中の移り変わりの早さにびっくりします。


 話を本題に戻しましょう。

彼女の症状は、リウマチからくるものとして手指の朝のこわばり、手指の変形、肩関節、手関節、足関節、膝関節などの関節痛、背中の痛み、肩こり、首の後の痛み、微熱などです。

以前は肘の関節も痛かったようです。

 彼女はリウマチ以外にも更年期障害からくる症状もあり、足のだるさ、汗をかきやすい、顔がほてる、気分が沈みやすいなどもあります。

 この他、高血圧症、胸の痛みの発作などもあります。

 
 リウマチの始まりは24才頃。

両膝に痛み現れました。

40才ころから手指の関節の変形が始まり、徐々に変形はすすんでいます。

H16年春から、背中の痛みが始まり、脊椎軟骨症といわれ、牽引、内服、点滴などの治療を受けているがよくならないようです。


H17.8.26 初診:

 注射針とレーザーによる自律神経免疫療法を開始しました。

プラセンター療法も併用。

初回は、いつものように頭と手と足を刺激して、軽めに終了しました。

病気の重い、軽いにもよりますが、自律神経免疫療法を受ける回数は初めの1〜2ヶ月は週に1回を基本にしています。

自律神経免疫療法には即効性がありますので、症状は治療を開始して2〜3回目になると良くなってくるのが患者様ご自身で分かるようになります。

回数を重ねると、治療効果が長持ちするようになってきますのでそれに応じて治療間隔をあけていきます。

9/2:2回目の今日からは、リウマチ+高血圧の刺激点をフルコースで開始しました。

9/9:3回目。2回目を受けた後、顔のほてり、肩こり、背の痛みなどが改善しはじめました。
9/16:4回目
9/22:5回目
9/30:6回目。症状は時々顔を出すこともありますが、全般には落ち着いてきています。

10/7:7回目。2週に1回の治療になります。
10/21:8回目。
11/4:9回目

11/18:10回目。
電子針開始。これまでは「爪もみ」を主に指導していましたが、彼女が電子針をしてみたいということでしたので、今日から採用してみました。

僕自身には、3年近く電子針を使って自律神経免疫療法を行っていたのですが、さすがに3年も使うと発電部分が消耗して、つかえなくなっていたので、ついでに新品に取り替えました(メーカーに送ると、実費で発電部分だけ交換してくれるサービスもあります)。新品は電気の流れる量が多いらしく、結構ピリピリきますね。

12/2:11回目。
そんな期待の電子針でしたが、意外な欠点が----。

彼女、手指の変形のために電子針をうまく握りしめることができないとのこと。なんとか、工夫してしていますとのことでした。

12/22:12回目
H18/1/13:13回目。発汗や足のだるさもなくなり、治療結果には満足しているとのこと。月に1回の治療で様子を見ることとにしました。次回は2月10日の予定。

Mさんが、ご自分の経過を公表してもいいですよ、と言ってくださったのでこうして皆さんにお知らせしています。

 自律神経免疫療法を開始して5ヶ月が経過しました。

高血圧を除いて、全般的に症状は改善しています。

治療間隔も1ヶ月に1回になりました。お薬もいらなくなり、Mさんも現在の状態にとっても満足されています。



 Mさんの場合、最初の1ヶ月半は週に1回、次の3ヶ月間を2週に1回、5ヶ月目から月に1回のペースで治療を受けられています。

症状が次第に良くなっていくとともに、治療の間隔も広がっています。

自律神経免疫療法によって、自然治癒力が強まっていくのが実感されます。

病気が治る過程で自然治癒力がいかに重要な役割を果たしているかを知っていただくことで、現代医学が陥ってしまった薬漬けの治療をもう一度見直して欲しいものです。