自律神経免疫療法とリウマチ

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    慢性関節リウマチ

             ここでは、慢性関節リウマチと、自律神経免疫療法による治療を紹介しています。

 我が国では慢性関節リウマチ(以後 リウマチ)の患者さんは

年々増加し100万人を越えるとも言われています。

その発病年齢は30〜50才代で女性に多くみられます。

 リウマチは膠原病の仲間で免疫の異常で起こる病気です。

つまり、自分の体の成分を異物として認識して、

その”異物”に対応する抗体(自己抗体)を作ってしまうのです。

その引き金となるのが環境的要因です。

つまり、様々な形でストレスを受けることで、リウマチが発症するのです。

 そして、治療へと入っていくのですが、ここで、大きな問題があります。

リウマチは一般的には、「免疫異常だから、免疫機能が亢進した状態」だと捉えられています。

ここに、現代医療の落とし穴が潜んでいます。

現代医療における、リウマチの治療法は、免疫を抑制する方向へ進んでいます。

ステロイドはもちろんのこと、抗ガン剤としても使用されているメソトレキセートに代表されるような、

免疫抑制剤の使用です。

しかし、そうした一般的な治療を実際に受けているリウマチ患者さんの白血球を調べてみると、

顆粒球が増加しリンパ球が減少していることが分かります。

ストレスを受け、交感神経が緊張し、リンパ球が減少しているのです。

ここでリンパ球の減少が意味するところは、免疫機能の抑制ということに他なりません。

そして、T細胞、B細胞などは減少し、非胸腺由来のT細胞などが増加し、自己抗体を生産しているのです。

 つまり、どんなにステロイド剤などによって、免疫の抑制を行っても、

一向に良くなることはないということです。

そして、ステロイドなどの薬は非常に強い薬であるため、その副作用も並のものではありません。

今一般に行われている治療では効果がないどころか、体に悪影響を及ぼし続けるのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

ここで行うべき治療法は一つです。

それは、正常なリンパ球の回復なのです。

これがリウマチに代表される膠原病に対する私たちの自律神経免疫療法の答えです。

自律神経免疫療法は副交感神経を刺激し、リンパ球を増やすことで、

非胸腺由来のT細胞などを抑制し、リウマチを改善させていきます。

ただし、自律神経免疫療法を受けるに当たって、一つだけお願いがあります。

現在使用しているステロイドや免疫抑制剤をできるだけ短期間に中止してください

なぜなら薬と自律神経免疫療法は相反するものであり、

薬を飲んで免疫機能を抑制し続けていては、上に書いたように、リンパ球は減少するばかりで、

正常なリンパ球を回復してやることができません。

つまり、薬と自律神経免疫療法を併用して受けても、治療効果が期待できないのです。

薬を使わなくなると、効果がはっきり現れてきますし、薬による副作用にも苦しまずに済みます。

ただ、いきなり「薬をやめてください」と言われても、不安に思われる方が多いと思います。

若葉クリニックでは、薬の服用や、自律神経免疫療法による治療方針については、

一人一人の症状に合わせて決めていきますので、ご安心してご相談下さい。