難病とウィルスの関係
医学は随分と進歩しています。
しかしながら、原因の分からない病気はまだまだ沢山あります。
国はそれらの極一部??を難病(特定疾患)として指定しています。
良く知られている病気から皆さんが聞いたこともないような珍しい病気まで123種類が難病に指定されています。
パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、拡張型心筋症などなど。
O-リングテストで調べると、体内の様々な物質があるかないかが分かります。
更にそれらの物質の濃度までも判定することができるのです。
O-リングテストでは、これらの現象を共鳴現象と呼んでいます。
さて、O-リングテストの共鳴現象を使うと体内のどのような場所でも検査できます。
体の組織を取り出すことなく検査できますので、これまでの検査法に比べて圧倒的に
優位なことが分かっていただけると思います。
様々な難病(わかりやすく言えば、原因が分からないので根本的な治療法はなく、
症状を少しでも抑えていく対症療法しかないということです。
結果的には、病気は治療を受けながら徐々に進行していくことになります)を
O-リングテストで調べると、かなりな割合でウィルスが存在していることが分かってきました。
ウィルスと聞けば皆さんは直ぐにインフルエンザを思い浮かべるのではないでしょうか。
そして、治療薬は「タミフル」というわけです。
確かに「タミフル」はこれまでの薬に比べ劇的にインフルエンザが良くなります。
40度近くの高熱も翌日には平熱に下がってしまいます。
残念ながら副作用の関係で使用が大幅に規制されたことはあまりにも有名です。
そして、まだ「タミフル」は、使われ始めて日が浅いのではっきりとは分かりませんが、
同じ人に2度目に投与すると、初回ほど劇的には効果が現れないかもしれません????
それはさておき、どうして「タミフル」だけが取り上げられるか不思議に思われたことはありませんか?
これにはウィルスに対する治療薬がほとんどないという背景があります。
「タミフル」の他には、帯状疱疹(ヘルペス)に効くアシクロビンくらいしかないからです。
これらの特効薬も残念ながらそれぞれの病気にしか効きません。
さて、話は横道にそれてしまいましたがそろそろ本筋に戻りましょう。
難病の中では、比較的よく見かける潰瘍性大腸炎を取り上げてみましょう。
潰瘍性大腸炎は、名のごとく大腸に難治性の潰瘍ができて、
腹痛・下痢・発熱・出血を繰り返す病気です。
肛門近くから始まり、次第に上の方に広がっていきます。
現状では、サラゾピリンやステロイドなどで治療されます。
西洋医学でも、胃潰瘍の原因のひとつがピロリ菌だということで盛んにピロリ菌の除菌が行われています。
この延長上の発想として潰瘍性大腸炎でも何らかの細菌やウィルスが原因となっているのではないかと
考えて研究中だという話題を目にしました。
ところが既にO-リングテストでは結論が出ているのです。
たったこれだけをみてもO-リングテストがいかに素晴らしい検査法であるかが分かります。
この潰瘍性大腸炎をO-リングテストで検査するとどういうことになると思われますか?
まず、全身チェック用O-リングテストを行います。
すると、私たちの若葉クリニックを訪れる様な患者さんの場合だと
たいてい直腸、S状結腸、下行結腸くらいまではO-リングが開きます。
つまり、そこに病変があるというわけです。
ここで、ウィルスの検査をO-リングテストを使って行います。
すると、数種類のウィルスが見つかってきます。
場合によっては、ある種の細菌も同時に見つかります。
ここまでの検査時間はわずか5分たらず!!
患者さんはといえば、ただだまって椅子に腰掛けているだけ!!
すごい!!本当にすごいのです。
さて、これまで若葉クリニックではこのような患者さんに対して自律神経免疫療法だけで治療してきました。
ではO-リングテストを行うようになって、どのように治療法が変わったのでしょうか?
O-リングテストで見つかったウィルスはどうすればよいのでしょう。
-----ここで登場するのが「藍」です。あの染料の藍です。
この藍から有効成分を抽出した製剤がウィルスに有効であることが分かったのです。
実際に「藍」が潰瘍性大腸炎のウィルスたちに効くか否かもO-リングテストを使って判定します。
O-リングテストでウィルスの濃度も分かりますので、
このウィルスの濃度が「藍」を持つことで下がっていきます。
この時に、1回に飲む量と1日に何回飲むとベストかも、O-リングテストで判定しておきます。
細菌に対してもO-リングテストで有効な抗生物質を探して対処します。
このようにすると治療成績は自律神経免疫療法単独の場合より、格段に上がっていきます。
一方ではこんな残念なこともありました。
重症筋無力症では胸腺にウィルスが見つかります。
この方の場合は、残念ながら
O-リングテストに対する理解が得られなかったために「藍」は使えませんでした。全身チェック用のO-リングテスト開発中の最終段階でのことでしたが、
求めていない患者さんに対してよかれと思ってO-リングテストをしても、
このような結果に終わることがほとんどなので若干ほろにがい思いをしてしまいました。
一日も早く、私たちの治療法が広く認知されますように----
余談ですが、次のインフルエンザのシーズンでは「藍」がインフルエンザに対しても有効かどうか
ひょっとして、インフルエンザの予防にも使えるかも??