DHEA
DHEAが、ガンの増殖を抑える
DHEA(dehydro-epiandrosterone
)については、文献によるとその効能は@体脂肪の燃焼効果
Aコレステロール値の若干の改善
B痛みの減少
C
Anti-Aging Effect(老化防止)D筋肉増強効果
E身体能力を高める
F記憶力の改善(アルツハイマー病の人の脳機能を改善する)
G
Anti-Osteoporosis Effect(骨粗鬆症を改善する)などと言われています。
しかし、一方では前立腺ガンや乳ガンの増殖を刺激するという報告もあります。
我々(
Dr. Ohmura et.al.)は、O-リングテストを用いてDHEAについて研究を進めていたところ、次のような結論に達しました。DHEAについて抗加齢もしくは若返り効果があるという報告は、
DHEAを最適量もしくは、安全な量で服用した場合であり、
ガンを促進させるとか、好ましくない報告をしているのは
DHEAの過剰摂取によるものであることが判明しました。
O-リングテストで調べた正常のテロメアを最大量に増やす効果のある最適量のDHEAは、
個人差があるが、極めて少量であることが分かったのです。
DHEAを、毎日過剰摂取している人のテロメアをO-リングテストで調べると
ガンのない人でも正常部分は異常に低下しており(30ng以下)、
ガンの人では、ガンの部分のテロメアはさらに増え、
ガンの促進作用があると考えられます。
(テロメアは、ガンのない人では高い値を示します。
一方、ガンのある人の場合、ガンのない部位
--通常は上腕部内側で測定します--のテロメアは低く、ガンの部位のテロメアは高いことが分かっています)
(
テロメア:正常は500ng。細胞の染色体の分裂回数を規定する部位で、テロメアの値が小さいと細胞分裂できる回数が少ない=死が近い、
値が大きいと分裂する回数が多い=無限に分裂する=ガン細胞)
逆に
最適量のDHEAを一度だけ与えると、正常組織のテロメアが30ng以下になっている人(ガンの人)でも、500-530ngくらいまで増え、
ガン組織のテロメアは1000-1500ngと高い場合が多いのですが、
DHEAの最適量を摂取すると、ほとんどゼロまで低下します。
この状態となると、ガン細胞の分裂は起こらなくなります。この一回の効果が 3〜4ヶ月も続くのです。
DHEAには、さらに疼痛を抑える効果および循環障害を除く作用があることも、O-リングテストで分かっており、
疼痛に関しては異常に増えているSubstance P、
循環障害は、異常に増えているThromboxane B2が著しく減少するため、
痛みが10分以内に減少するか、無くなることが多く患者さんに認められます。
結論として、最適量をO-リングテストで調べて、1回だけ投与すると、
正常なテロメアの量を増やして、ガンのテロメアの量を0近くまで低くして、
ガン細胞が活動できない状態にする
Anti-Cancer Effect (抗ガン効果)とAnti-Aging Effect(抗加齢効果)のある
理想的な治療ができるのです。
Dr. Fujita
の感想:この論文は、大村先生の書かれた論文を一部わかりやすくしたものです。
DHEAは、若返りのために飲まれていることが多いのですが、その発ガン性も指摘されています。
私たちのO
-リングテストを用いた研究結果によると、DHEAは、極めて少量を、たった1回飲むだけで、なんと3〜4ヶ月の間、ガン細胞のテロメアをほとんど0(!!)とするために、
ガン細胞が分裂できなくしてしまうことが分かりました。
つまり、ガンが増殖しない、大きくならないと言うことです。
勿論、この間、約2週間おきにはガンのテロメアを測定し(O-リングテストで測定します)、
0レベルを維持していることを確認します。
なんとも、すごいことです。
ただ、残念なのはDHEAが日本では発売されていないため、入手出来ないということでした。
今回、私たちの若葉クリニックでは、このDHEAを入手できる運びとなりました。
ガン治療にまた一つ、心強い味方ができました。
ガン治療の全体像が、だんだんと形を成していくのが実感できます。
@まず、DHEAでもってガンの増殖を抑えます。 (たった1回の治療で効果が得られます)
Aこれで、時間的な余裕ができます。ここからゲルソン療法を行うことで、傷ついた細胞を修復します。
B自律神経免疫療法を行い、全身のストレス状態から解放し免疫力をアップします。
C温熱療法をすることで、さらにガン細胞を弱らせ
様々な治療法の効果を高められる状態に体を保ちます。
Dガン細胞を直接たたけるビタミンC点滴療法とレトリル点滴療法を行います。
E後は、色彩療法を追加することで、免疫力を高め、ガン細胞を更にたたきます。
求めよ!!
求める人だけが、明日への扉が開かれるのです。