ドイツ振動医学・バイオレゾナンス・波動医学

 

 物質の一番小さな単位は、というと原子を思い浮かべる事と思います。

これは一番小さくて、化学方法ではこれ以上分けられないという、化学要素の粒子です。

この原子は電気的に正である原子核(陽子と中性子)と、電気的に負である殻(電子)から成り立っています。

原子核の直径は10ー12cm、殻の大きさは10ー8cmくらいです。

つまり原子核の周りを小さな電子が楕円軌道で回転しています。

すなわち原子核はその殻に比べて、平均でその1万分の1の大きさなのです。

例えば、原子核が1cmの大きさだとすると、その1万倍の距離100mのところを電子が回転しているということになります。

 このことから、物質というものがその最小単位において、中までぎっしり詰まっているのではなく、

たくさんのすきまのある構成要素から成り立っているのだということがいえるのです。

 では、陽子、中性子、電子は一体何からできているのか、という質問がわいてきます。

これに対する答えは、量子論を理解しなければなりません。

 量子論では一番小さな単位を素粒子と考えています。

 その量子論が導き出した重要な結論として、次の2つがあります。

1.一つ一つの素粒子が、時間を追ってどのような動きをするかは確定できない。

2.素粒子は粒子としてかあるいは波としてか、この二つのどちらかの形で現れる。

 フランスの物理学者ルイ・V・D・ブロリーは、光だけではなくすべての物質が波の性質を持っていることを示しました。

あらゆる素粒子がスピンしていると推測されたのです。

 (1964年には陽子と中性子はそれぞれ三つのクォークが組合わさってできていることが発見されています。)

 

 すべてが、つまり私たちの体も、その一番小さな単位では、波の性質を持っている=振動しているのならば、

振動を与えることによって「修理」することもできるという結論に至るのです。

 ここまでくれば、振動医学にはどのような価値があり、そして将来どのような発展をとげていくかが、はっきりしてくると思います。

 振動医学は分子のレベル、そしてもちろん遺伝子のレベルを超えたところにあるのです。

ゲノムの解明はもちろん工学的には画期的な出来事ですが、現実的に見ると、振動という一番小さな単位へ近づくもう一歩にすぎないのです。

 将来的にはこの体の一番小さな組織構造を補うことが完全に可能になれば、

今日ではとても考えられないような、切り離された四肢を再生するということも考えられるようになるのです。

もちろん現実的に考えれば、その頃の振動医学は現在のものとは全く違った様相となり、

そこに行き着くまでにはまだまだ長い時間がかかることを認識しなければなりません。

しかし、この将来性こそが、振動医学の魅力を生み出しているのです。

 振動医学を利用した波動療法は、いろいろな装置があり、実際に治療の現場で使われています。 

 私たちが行っている波動療法は、ドイツのパウル・シュミット氏が1976年に初めて周波数発生装置を使って

振動と人体に対し調節する性質との間に関連があることを見つけたのが始まりです。

 私たちが行っているパウル・シュミット式バイオレゾナンス(波動療法)と、他の波動療法との決定的な違いは

波動を周波数の形でとらえたところにあります。

 波動の持つ周波数を測定することにより、病気の診断から治療まで数値化することが出来るようになっています。

 波動と言ってもピンとこないでしょう。太陽を例に説明しましょう。

太陽の光が私たちの皮膚に届くと、日焼けをします。こうなる理由は、皮膚が暖められるということではありません。

さもなければ、サウナに入っても、日焼けすることになってしまいます。この理由は太陽光線に含まれている紫外線なのです。

波長が10〜400nm(1500〜75万Hzに対応)の紫外線は、色素の形成を活性化します。

私たちの皮膚の中には、太陽の光のどの周波数で、皮膚に色素沈着させる、

つまり日焼けさせるか、という制御システムが内臓されているのです。

皮膚の色素沈着は、太陽の光によっておこる調節の一つにすぎません。

ほかには例えばビタミンDの製造も、刺激されます。

 太陽光線の周波数以外にも、独自の調節を引き起こす他の周波数も存在することは、簡単に理解できます。

 バイオレゾナンスという言葉は、バイオ=生体とレゾナンス=共鳴という2つの部分からなりたっています。

 音叉をイメージしていただくとこの共鳴という言葉が理解しやすいと思われます。

同じ周波数の音叉を2つ並べておき、1つをたたくと他の一つも鳴り始めます。これが共鳴と呼ばれている現象です。

 これと同じ現象が、人の体にも起こるのです。

パウル・シュミット式バイオレゾナンスの最大の特徴は、振動を周波数としてとらえたところにあります。

バイオレゾナンスの装置は特定の周波数をもつ波動を発生させると、人の体もその波動に共鳴するという原理を用いています。

 

 すべての物質は、固有の振動数(周波数)で振動しているのです。

すべての物質、それには金属や石、水のような物体はもちろん、生体、つまり私たちのこの生身の肉体も、

もっと具体的にいえば、それを構成しているさまざまな器官や臓器、1つ1つの細胞に至るまで、当然含まれています。

 そして、これまでのバイオレゾナンスの研究の結果、肉体の持つ固有の振動が弱まった状態(ブロッケードと呼ばれます)=病気

ということが明らかになってきたのです。

つまり、健康な状態とは体の振動がきちんと維持された状態であり、何らかの原因で振動が弱まると病気になるというわけです。

 西洋医学ではっきりと診断の下せる病気は、基本的に1000kHz(10万Hz)以下の周波数で表されます。

病気はいつも非常に高い周波数で始まります(ブロッケードが見つかります=レヨテストの先端が回転しない状態)。

この時点で、ハーモナイズ(この周波数で共鳴させること)をすれば、病気はそれ以上進行しなくなります。

そのまま放置しておけば、しばらくして十分の一の周波数でブロッケードが見つかるようになります。

こうして1000kHz(10万Hz)以下になると、この病気が普通の西洋医学で診断することができるようになるのです。

(これには何年もかかることがあります)

 更に、周波数が減少すると、それに伴ってハーモナイズの所要時間も長くなることが知られています。

ハーモナイズすべき周波数の値が低ければ低いほど、長時間のハーモナイズが必要になるのです。

(ある周波数では20分以上のハーモナイズということもあり得ます。

反対に非常に高い周波数ではハーモナイズは非常に速く、時には数秒でハーモナイズすることができます)

 このように、早期の発見とハーモナイズがどんなに大切かが分かります。

定期的にハーモナイズを受けていると、レゾナンスのスペクトルが1000kHz以下になることはありません。

予防のためのすばらしい可能性、ということになります。

 

 周波数を測定して、ブロッケードのある周波数をハーモナイズする、これがパウル・シュミット式バイオレゾナンスの基本的な考え方です。